第126回 かわさき起業家オーディション 川崎中小企業診断士会 応援賞贈呈
2021-3-27
3月19日(金)に、第126回かわさき起業家オーディション 最終選考会が開催されました。多数の応募の中から最終選考に残った4社が、アフターコロナの普段の明るさを取り戻すが如く熱のこもったプレゼンテーションを繰り広げました。これに際し、当会から、川崎中小企業診断士会 応援賞を三和株式会社(さんわ) 代表取締役社長 森脇晨光(もりわき しんこう)様、発表者:古尾谷将之(ふるおや まさゆき)様に贈呈させて頂きました。
三和株式会社のビジネス・アイデアのテーマは「介護施設向け排泄感知システム」です。超高齢化社会に突入し、医療技術等の進展による長寿命化の一方、健康寿命以降の要介護人口は右肩上がり、それに伴って介護度の高い方の増加が著しいです。同社は当初、赤ちゃん用おむつセンサーを開発し、各種受賞、メディアに取り上げられました。一方、「介護用のおむつセンサーはいつ発売されるのか?」と多くの介護関係者からの切実な声を受け、介護用おむつの課題を解決すべく新たに開発を行いました。このような製品は他社からも上市されていますが、優位性として、静電容量センサー(特許取得 写真の2本の黒色テープ状のモノがセンサー、緑色のモノが発信機です)を用いることにより、on/offでなく排尿量検知の閾値を個別に変えることができます。例えば、肌の弱い方への早めの検知、また、必要以上の交換数の低減等、また、排尿量の管理も可能になりました。これにより、要介護者、介護施設だけでなく、居宅介護者共々、より快適・負担の低減ができ、ひいてはゴミ低減にもつながると考えます。まさに、現在も直面し、将来的に拡大が目に見える社会問題に光明を与えるものです。我々診断士もこの問題は他人事ではないと考え、その視点からも、川崎中小企業診断士会 応援賞を贈呈させて頂きました。
次回のかわさき起業家オーディションは、オリンピック開会式目前の7月16日(金)開催を予定しています。オリンピックへの熱い声援と共に、皆様にもプレゼンテーションを盛り上げて頂けるよう願い、多数のご参加をお待ち申し上げております。
(文責:創業支援部 金子康彦)
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